スズちゃん逝く - 君のことを忘れない

2012/06/06

スズちゃん

お母さんから、「10時15分にスズちゃんが息をひきとった」とメールが入った。
2,3日前からもう限界と思っていたので驚きはしなかった。
むしろこれでやっと君が楽になれたと安堵した。
ここ数日、それほど君の状態はひどかったから。


君が我が家に来たのは、2009年の1月19日だった。
寒い真冬の日だった。
私が仕事から帰ると、君はベッドにうずくまっていた。
今にも折れそうなか細い体だった。
名前が紙にかいてあった。
スズちゃん。

それから3年半、君は我が家のリビングで過ごした。
君は、手間のかかるネコだった。
目は緑内障で見えず、腎臓も悪かった。
砂のトイレが嫌いで、夜はリビング中にペットシートを置いた。
腎臓が悪いので数日おきに点滴を打った。
目が見えないので、ネコ缶を手のひらに乗せて食べさせた。
明け方になると大声で鳴いてご飯を催促した。

そのためお母さんはいつも寝不足だった。
それでも君はこの3年半、毎日我が家のリビングで過ごした。
女王様のタマも君には敬意を表した。
君はとても優しい性格をしていたので、皆んなに好かれた。
茶太郎にまでも。

君はメスだったが、大柄でスタイルのいいネコだった。
シッポもすらりと長かった。
けれど愛嬌のある可愛い顔をしていた。
何よりも我慢強い性格だった。
今日まで不平不満は一言ももらさなかった。
目が見えず、痛い注射をされても。

私は、夜、君と散歩するのが楽しみだった。
君は風のにおいをかぎ、風上に向かってゆっくりと一歩一歩進んだ。
お母さんは、君の目が見えるようになればいいのにと言っていた。
そうしたら、西公園の芝生を颯爽と走る君の姿が見られたかもしれない。

でも君は今日静かに息をひきとった。
いちばん信頼していたお母さんにみとられて。

君がいなくなっても、私も青空も君と過ごした3年半を忘れない。

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さびチャン 虹の橋を渡りました 2019.9.19

さびチャン 虹の橋を渡りました 2019.9.19
保護して1年半後のことでした

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