大きな紙に描く
10回目の今日は、「大きな紙に描く」がテーマ。
通常絵手紙は、葉書サイズに書きますが、今日は半紙のサイズの和紙に描きます。
何を描くかは自由です。
半紙サイズの和紙となると、従来に比べてかなり大きいです。
何を描こうか考えた末、寺山修司さんの大好きな詩とそれにあった絵を描くことにしました。
完成作
詩は寺山修司さんの「幸福が遠すぎたら」です。
猫は黒い画用紙の切り貼りです。

皆さんの作品

作成過程
前日に自宅で描いた下書き
文字が弱々しく、バックの色彩も全面にありません。

まずは下書きを参照して、練習用の絵を描きました。上の方。
そして練習用の絵を参照して本番の絵を描きました。下の方。

本番の絵に詩を描き込み、完成です。

今まで描いた絵手紙で一番のお気に入りの作品となりました。
余っていた額縁があったので、額装しました。(笑)

寺山修司の詩は長いので一部カットしています。
全文を下記に掲載しておきます。
幸福が遠すぎたら - 寺山修司
さよならだけが 人生ならば
また来る春は 何だろう
はるかなはるかな 地の果てに
咲いている 野の百合 何だろう
さよならだけが 人生ならば
めぐり会う日は 何だろう
やさしいやさしい 夕焼と
ふたりの愛は 何だろう
さよならだけが 人生ならば
建てた我が家は なんだろう
さみしいさみしい 平原に
ともす灯りは 何だろう
さよならだけが 人生ならば
人生なんか いりません
↓ ↓
0 件のコメント:
コメントを投稿